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用紙の違いが知りたい!(和紙編)

こんにちは。FLATLABOの鴫原です。
東京湾のシンボル、レインボーブリッジが夕日で輝いていますね。
芝浦オフィスから少し歩けばこのような景色が広がっています。
FLAT LABOにお越しの際はお散歩がてら見に行かれてはいかがですか。



FLAT LABOではプリンティング・ディレクターの監修により、
作品の魅力を最大限に引き出した美術館品質のプリントを提供しています。
この日は金さんによるスパルタレタッチレッスン。
熱い指導に私も身が引き締まります。


4回に分けてFLAT LABOで取り扱っている用紙を紹介しています。
種類が多すぎてどれを選べばいいか分からない、そんなお客様の声にお応えします。
今回は最終回・和紙編です。


そもそも和紙にプリントできるの?なんて疑問もありますよね。
写真プリントではなかなか馴染みのない用紙かと思いますが、
なんとインクジェットプリント用の和紙があるのです!
FLAT LABOではアワガミファクトリーの用紙を使用しています。


ぜひご紹介したい用紙がこの3種類。


・竹和紙 110g/m^2(薄)・170g/m^2(厚)
名前の通り、竹を原材料としています。コットン紙とも異なる滑らかな肌触りです。
マット系の紙にも関わらず、カラー写真でも驚きの発色をします。
そしてモノクロ写真をプリントするとまるで水墨画のような仕上がりに。
写真だけでなくイラスト系のお客様からもご好評いただいています。
アート紙オプション①の料金を適応しております。


・楮(こうぞ) 白 70g/m^2(薄)・110g/m^2(厚)
楮というクワ科の植物が原料として使われています。
荒々しい質感を求める方には最適の用紙です。一般的なマット紙でこの質感を出すことはできません。
70g/m^2の薄口紙は透け感が楽しめるので展示の幅が広がります。
アート紙オプション①の料金を適応しております。


・三椏(みつまた) 白 二層紙 95g/m^2
三椏は和紙の原料として代表的な植物です。
原料の繊維が良い味を出しています。
今回ご紹介している3種類の中では一番きめ細やかな質感です。
用紙が二層式となっているので、掛け軸などを作成する際はプリント後に剥がして使用することもできます。
アート紙オプション①の料金を適応しております。



いかがでしたか。和紙をいいなと感じるのはやはり日本人の魂でしょうか。
私は竹和紙の優しい風合いに心奪われています。
FLAT LABOでは実際にサンプルをご覧いただくことが可能です。ぜひ様々な用紙を比べてみてください。
なお、記事の内容につきましては2021年9月末時点での情報となります。

今回で私のブログも10回目。紙の紹介もようやく終わったのでそろそろどなたかにバトンタッチ?
ブログで紹介してほしいことがありましたらお気軽にご連絡ください!

Text by 鴫原薫