UVインクジェットプリントは、紫外線でインクを固めます。
そのため、プリントしたものを動かさずに重ねて印刷をすると、盛り上げて印刷することが可能となります。
使い方は、それぞれ。色々なプリントに効果的に使用することができます。
油絵でその手法を使うとよりリアルなプリントを再現することができます。
もともと油絵では、絵の具が重なったところが盛り上がって表現をされています。
それくらいの再現は可能です。
より立体的なものは３Dプリンタをオススメします。
今回使用した絵は、モネの有名な絵画ですが、残念ながら実物をみたことがないため、どこの部分が盛り上がっているのかわかりません。
そのため、単純に明るいところはインクの重なりが低く、暗いところはインクがたくさん重なっていると仮定をしてテストしてみます。
高さを出すために、下地としてWhiteインクを重ね刷りします。
重ね刷りをしたものに、最後にカラーで印刷を行います。
左がキャンバスに直接カラーでプリントをしたもので、右が下地としてwhiteインクで高さを出したものです。
影の感じで立体感は伝わるでしょうか？
実際にご覧いただくと立体感の差が伝わると思いますが、画像ではあまり伝わらないのが残念。
触っていただくとよりわかります。
機会があればぜひお試しください。
text by 高橋一禎