アートスキャン -print編

アートスキャン -print編

こんにちは。
前回、アートスキャンしたデータを用いて、今回はプリントをしていきます。
複製を目的としたアートスキャンに興味のある方は是非ご覧ください。

プリントするメディアは、キャンバスを選びました。

スキャンデータをそのままプリントすると、本物と比べた時に見え方が違う場合があります。
その場合はデータを修正して見た目で合わせていきます。
光沢感のある場合は特に見た目での合わせ込みが重要です。光沢によって明るさ、コントラストが違って見えることが多々あるので、見た目で調整が必要です。
実際に円形のデータはプリントした後に透明のインクを追加でプリントして光沢感を足しています。

何度かトライアンドエラーを繰り返して完成です。
その後、アーティストにご確認いただき修正をして完成度を高めていきます。

これがアートスキャン、プリントの流れになります。
スキャンまで、プリントまでとケースによって様々ですが、作品に寄り添いながらデータやプリントを作ることを行なっています。
お気軽にお問い合わせください。

オリジナルは、キャンバスでしたが、スキャンしたデータを用いることによって異素材にプリントして新しい表現を探すことも可能です。

アクリルにプリントしてみました。また雰囲気が変わります。
左側が下地に白をプリントしています。右側がカラーのみ。
光が透けてまた作品に透明感を与えることになりました。


今回ご協力いただいたアーティスト
髙屋永遠さん
美術家・画家
WHYNOT主宰

スキャンを行った過去の事例はこちら

Text by 高橋一禎

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