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テンション・ファブリックフレーム完成までの道-2

こんにちは。
前回の続きでテンション・ファブリックフレームの制作工程をお見せしようと思います。今回は残りの組み立てと張り込みです。

今回ブログに協力いただいたのは、フォトグラファーの堺浩二さん。広告を中心に活動するフォトグラファーです。
海外へのプロモーション用で作品を売り込むために大きなプリント(テンション・ファブリックフレーム)を記録撮影する目的で作成されました。
サイズは2,000mm×2,000mm。FLAT LABO保管のフレームを貸し出し使用しています。
担当プリントディレクターは霊山です。


しまってある段ボールからフレームを出します。専用の金具なので無くさないように。
簡単な説明書付きです。

全パーツです。

フレームの同じ番号同士を並べます。そのままL字金具で固定していきます。
今回は内照式なのでLEDがついています。そのためフレームごとにコネクタを繋ぎます。

それを繰り返してフレームの外枠が完成します。
サイズによって中軸の本数は変わりますが、中軸を組み立ててフレームが完成しました。

次に張り込みです。

4辺にシリコンを縫い合わせたプリントを広げます。
上の角からはめていきます。そのまま上側を溝にはめていき反対側の角へ。
サイズがギリギリの場合は張り込むのにちょっと力が要りますが、今回は順調です。

両サイドも溝にシリコンをはめていきます。下の角の余計のシリコンをカットしてはめて完成。
程よくテンションがかかるとシワも気になりません。


裏面も同様に。
完成させて光らせれば存在感がグッと増します。


ちなみに専用の金具を固定するための工具がこれ。(画像左)
LEDは調光付きのものもあり、そのためのリモコンもあります。(画像右)

以上テンション・ファブリックフレームの制作工程でした。
是非迫力のある実物をご覧になっていただきたいです。
FLAT LABOでは、実際のフレームを展示してますので、展示のご相談をお待ちしております。
作品作りや個展から、オフィス展示・店舗装飾まで。
こちらで過去の実績の一部をご覧になれます。
https://flatlabo.com/work/?category=illumination


今回ご協力いただいた堺浩二さんのプロフィール
https://relightphoto.com/

Text by 高橋一禎