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テンション・ファブリックフレーム完成までの道-1

こんにちは。
今日は個人の方からも問い合わせが増えているテンション・ファブリックフレームの制作工程をお見せしようと思います。 テンション・ファブリックフレームのページはこちら

今回ブログに協力いただいたのは、フォトグラファーの堺浩二さん。広告を中心に活動するフォトグラファーです。
海外へのプロモーション用で作品を売り込むために大きなプリント(テンション・ファブリックフレーム)を記録撮影する目的で作成されました。
サイズは2,000mm×2,000mm。FLAT LABO保管のフレームを貸し出し使用しています。
担当プリントディレクターは霊山です。

幅3.2mの台の上にプリントするメディアをセットします。手前はファブリックが遊ばないようにマスキングテープで止めます。

セットができたら、あとはプリント。プリント用のデータは専用のマシンを通して作られます。あとはプリントの設定をして開始。
大きなヘッドが動き回り印刷を進めます。

ヘッドの左右にある青紫の光がUVランプでインクを固めていきます。そのためプリント直後に触っても大丈夫なんです。白インクはちょっと別ですけどそれはまた今度。

プリントが終わったら今度はカットしていきます。

大きなサイズの場合はトンボではなくカット線をプリントしてオンライン上を切っていきます。だから巨大なサイズでも問題なくカットできます。
FLAT LABOでは、カットは定規ではなくアクリルを使うことが多いです。透明なんで下を覗けるし便利です。
カットし終えたら、次は縫製です。



4辺にシリコンゴムを縫い付けます。まとめやすいように紙管でプリントを巻いておきます。シリコンが逃げないように真っ直ぐに縫い付けるのもコツがいるんですが、慣れていくものです。
プリントを巻き直しながら4辺縫ったら完了。裏面分のプリントも縫って終わり。
あとは組み立てて張り込めば完成です。ー次回へ続く

今回ご協力いただいた堺浩二さんのプロフィール
https://relightphoto.com/

Text by 高橋一禎