高精細スキャニングの特徴

高精細スキャニングの特徴

こんにちは。
今日は高精細スキャニングの特徴についてお話しさせてもらいます。
FLAT LABOにある高精細スキャナはアート作品のデジタルアーカイブに使われているものをオリジナルにカスタマイズしたものになります。
反射原稿なら最大2400dpi。
透過原稿なら最大5000dpi。
世界最高レベルの超高精細ラインスキャナになっています。
実際には600dpi~1000dpiで十分足りるほどの解像感があり、様々な用途で使われています。

光源にはLEDライトを採用、紫外線などの被写体への悪影響を最小限に抑えるとともに、光源がカメラと共に移動するため、隅々まで光ムラのない美しい画像が得られます。また、上下に設置されたライトを片方オフにすることにより、陰影のある撮影が可能です。


光の当て方によって撮影できる画像にどんな違いがあるのかご説明します。

サンプルは、Chiaki Yamaneさんの油彩「shi#1」 原画サイズ H333mmxW333mm。
キャンパスに描かれた作品です。


上下からライトを当ててスキャニングした場合、陰影はなくフラットな画像になります。テクスチャは感じません。


片側からのみライトを当ててスキャニングした場合、陰影のあるテクスチャを感じる画像になります。


フラットな画像はキャンパスなどテクスチャのある素材にプリントするときに。
テクスチャのある画像は、スムースなペーパーにプリントして、テクスチャごと再現するときに。
それぞれ使われています。
個人的には、水性顔料の高精細インクジェットでテクスチャごとプリントするのがおすすめです。

皆さんもデジタルアーカイブや作品制作のお手伝い、作品の複製にいかがでしょうか?

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