知る人ぞ知るアルミフレーム(イルフォード編)
こんにちは、ディレクターの鴫原です。
年の瀬ですね。私は年末年始の休暇を利用して1週間インドへ行ってきます。
今回はイルフォード社製のアルミフレーム3種をご紹介します。どのフレームも根強いファンがいる、知る人ぞ知るフレームです。これらを知っているだけで今後の作品制作の幅が広がりますよ。スタンダードな額装方法から、UVプリントを得意とするFLATLABOならではの応用額装までそれぞれご紹介いたします。
目次
・シャドウギャップフレーム
・フローティングフレーム
・スリットフレーム
シャドウギャップフレーム


こちらは作品パネルをフレーム本体に直接貼り合わせる額装方法となります。欧米で人気のあるスタイルを取り入れており、作品が浮遊しているように見える特徴があります。見え幅(正面から鑑賞した際に見えるフレームの幅)は1.2mmと非常に細く、シックな印象の仕上がりとなります。フレームの構造上保護アクリルの取り付けはできませんが、写真家だけでなくイラストレーターやデザイナーなど幅広い作家から支持されてるFLATLABOでも人気の高いフレームとなっています。カラーはブラック・シルバーよりお選びいただけます。
フローティングフレーム




こちらは38mmと非常に奥行きのあるどっしりとしたフレームです。フレーム自体に深いスリットが設けられているため1〜2枚目のように浮かし額装を行うことが一般的ですが、FLATLABOでは3〜4枚目のように透け感のあるUVアクリルプリントを額装することが多いです。UVプリントアクリルの飾り方を迷われている方はぜひご検討ください。カラーはブラック・シルバーよりお選びいただけます。
スリットフレーム


最後のスリットフレームはフローティングフレームと似ているフレームで、浮かし額装や全面額装に使用することが一般的です。フローティングフレームはスリットが1つなので保護アクリルの取り付けができませんが、スリットフレームは保護アクリルを取り付けられるよう2つのスリットがあります。汚れやホコリなどの付着が心配な方はスリットフレームがおすすめです。



また、FLATLABOではグレージングバックと呼ばれる額装方法でもよく使用します。UVプリントアクリルをフロントスリットに、白いボードをバックスリットに額装することで作品が浮いているように見えます。アクリルの全面に絵柄をプリントせず、あえて中央にレイアウトすることで影が落ちますので、より効果的な仕上がりとなります。カラーはブラック・シルバーよりお選びいただけます。

いかがでしたか?
フレームを制する者が作品制作を制する。まだまだ工夫の余地がありますので新しいアイディアが生まれましたらどんどん制作をご依頼ください。お問い合わせも大歓迎です!