グレージングバック額装のご紹介
こんにちは。プリンティングディレクターの鴫原です。
2025年、ブームが来そうな額装をご紹介します!
その名も《グレージングバック額装》です。
スペーサー額装にUVプリントの要素を加えた、少し応用編の額装です。
作り方はとってもシンプルなのでご紹介していきます。
額装をされたことがある方ならわかる方も多いかと思いますが、
ほとんどの額装は作品の前面に保護用のアクリルやガラスがありますよね。
グレージングバックプリントは、本来保護用として使うアクリルを作品にしちゃおう!という額装です。
まずはアクリルにUVプリンターで作品をプリントします。
今回はタイの三大寺院の1つであるワットアルン、通称・暁の寺をプリントしてみました。
フレームはゴールドをチョイスしました。
いざ額装。作品が浮いて見えますね。
これでもかっこいいのですが、せっかくなのでもう一工夫。
もっとタイの絢爛な雰囲気を伝えたいので土台の部分にもゴールドを入れてみましょう。
今回は揉み加工された金箔を使います。
貼りパネルを切り出して早速裏打ち。もう1種類の金箔も裏打ちしてみました。
もう一度額装!豪華ですね。
UVプリントはデータのハイライト部分にインクがのらないので、
金箔のキラキラとテクスチャがワットアルンとマッチしています。まさに暁の寺。
水面もゴールドです。
今回はスペーサーもゴールドにしたのでフレーム全体に一体感が生まれました。
こちらはフラットな金箔です。暁の寺が浮いています!
グレージングバック額装、いかがでしたか?
フレーム・スペーサー・アクリル・土台、なにを使うかはあなた次第です。
組み合わせは無限ですので新しいアイディアと制作依頼、お待ちしています!!
(ワットポーの黄金涅槃仏ver.も作ってみましたがいかがでしょうか…
text by 鴫原薫