WORKS高精細プリント / 事例紹介

濵本 奏|"autonoetic" |TERRACE SQUARE PHOTO EXHIBITION vol.17

濵本奏さんよる「autonoetic」展のプリントを担当させていただきました。
特殊な支持体にUVダイレクトプリントをさせていただきました。
”モノ”自体がもつ長い時間と、濵本さんの目の前の光景を鮮烈に写し取る写
真が織り合わさり、それ自身が辿ったであろう歴史を感じさせる素敵な作品です。
実際に見ることで質感などを感じていただきたい展示です、ぜひ会期中にご覧ください。
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autonoetic
[現在に身を置きながらも、過去や未来、事実ではない想像上の状況に思いを巡らせること。]

長い時を経て風化した家の一部、海の荒波に揉まれて丸くなった木片。
その個性豊かで唯一無二の風貌を見ていると、かつての持ち主の輪郭や、物が見つめてきた景色が浮かぶ。

“この物たちはもしかしてこんな景色を見ていたのかもしれない”

物が見せる長い時間の移り変わりと、一瞬を留める写真との、それぞれの時間の織り目。

今回の作品では、写真を出力する素材として、海岸に漂着するベニヤ板やトタン、古民家を解体した際に出る古材を使った。
これらの素材の共通点は、“かつて誰かの持ち物であり、ここではないどこかにいた” ということである。


TERRACE SQUARE PHOTO EXHIBITION vol.17 「autonoetic」 濵本 奏
会期:2020年11月2日(月)-2021年2月19日(金)
住所: 千代田区神田錦町3-22
テラススクエア1F エントランスロビー
開館時間:8:00-20:00
休館日: 土曜・日曜・祝日
入場無料
Paper:古民家、漂流物
Mount:UVダイレクトプリント

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